入園から約3年間通う幼稚園、出来たら後悔のないように選びたいですよね。
多くの方が「子どもに合う園はどこだろう?」と悩まれているかと思いますが、「子どもに合う」という視点だけでは、後々に通い続けることが「しんどい」と思う可能性があります。
毎日充実した園生活を送っていくには、子どもだけではなく「親に合う」園を選ぶことも大きなポイントです!しかし、どうやって選んだら良いのか迷いますよね。
元幼稚園教諭の経験から、後悔しない幼稚園を選ぶためにチェックするべきポイントを7つをご紹介します。このチェックポイントに沿って整理をすることで、子ども&親に合う幼稚園がきっと見つかります。
子どもと親に合った幼稚園を選びましょう
「どんな食べ物が好き?」と言われて1人ひとり好きなものが違うように、幼稚園も1人ひとり合う園は違います。まず「〇〇さんが良いって言っていたから」で選ぶことは避けましょう。
次のポイントに照らし合わせて、子どもと親に合った園を探していきましょう。
「子ども」を基準にした3つのポイント
入園から毎日通うのは子どもです。そこで「子どもが安心できる」というのは大事なポイント!
幼稚園の情報だけでなく「子どもの様子」をよく観察して合うものを選択することが大切です。
1.「やることがある」「自由な時間がある」どっちが安心ですか?
「1日の流れ」は幼稚園によって違います。大きく分けると「課題保育が多い園」と「自由保育が多い園」の2つのタイプに分かれます。
▶︎課題保育が多い園
日中活動として、工作や体操などクラスで同じことをする時間が設定されています。
朝と帰りの自由時間以外は課題が設定され、「何をするか」が明確で見通しがわかりやすいです。
▶︎自由保育が多い園
クラスで同じことをする活動が少なく、1日自由に遊ぶ時間を多く設定されています。
「自分でやりたいこと」を探す必要がありますが、じっくり遊ぶことができます。
2.周りの環境は、どんな状態が安心できますか?
音や物や人が多い環境が苦手なお子様もいます。園の立地や保育室の配置により、環境は大きく変わってきます。環境について、こんなことがありました。
【例】
電車が近くに通って楽しいかと思ったら、保育中も電車の音に気がとられ「集中できない」と先生に注意されてしまいました。
園舎の中心が吹き抜けでステキだなと思ったが、他のクラスの音が反響して子どもが集中できなかった。
このように、環境はとても大切です。「自然が沢山あってステキだな」だけではなく、子どもが安心できる環境(音、保育室、クラスの人数など)かどうか見学をして確認をすることが大切です。
3.イベントや行事はどのくらいの頻度が安心ですか?
幼稚園は行事が多い印象がありますが、それも園によって様々です。また特に園児が多い園では、園外で開催することもあります。
イベントや行事は「いつもと違う」環境になります。イレギュラーに不安が多く子どもや反対にイベントがある方が楽しめる子どももいるので、どちらが良いか検討することも大切です。
「親」を基準にした4つのポイント
子どもだけではなく、親が安心できることも大切なポイントです!
幼稚園の子どもは自分で困りを伝えることなどが難しく、親が窓口になって園とやり取りをすることが多いです。なので親御様が安心して利用できることも忘れてはいけません。
1.緊急事態があった時に送り迎えができる距離?
バス登園か徒歩登園かで選ぶことがあると思いますが、バス登園であっても「何かあった時に送迎できるか?」を考えておきましょう。特に初めての集団生活になると、感染症に罹りやすかったり、体調を崩すことも多くあるので、送迎する機会も想定することが必要です。
2.昼食は給食があるか?お弁当持参?
給食問題は子どもにとっても大切ですが、親にとっても重要ポイントです。
もしお弁当の場合、毎日作るのは「親」だからです。園生活が始まると、登園前に制服の着替えや持ち物を準備したり、今までよりも朝が忙しくなる可能性があります。
その中でお弁当を作るのは、とても大変です。ご自身のライフスタイルの中で可能かどうか?想定しておきましょう。
3.親が参加する行事やイベントはどれくらいあるか?
行事やイベントによっては「親参加」が多い場合もあります。お仕事などスケジュール調整の必要も出てくるので、予め年間行事などで確認し、対応可能かどうかも考えておきましょう。
4.園の先生方の雰囲気は親御様自身が話しやすい?
先にお伝えをしたように、園とやり取りをする窓口は「親」です。
園と家族がコミュニケーションを取ることは、子どもの充実した園生活につながります。
そこで好き嫌いではなく、人によって相性があるように「コミュニケーションがしやすいかどうか」も大切なポイントです。
ポイントを整理したら、まずは園見学へ行きましょう
園の情報を集めるには、直接見学をすることが大切です。写真や文面上だけでは、環境や雰囲気の情報が得られにくいので、直接園に行って確認をしましょう。
見学時間を選択できる場合は、登園後からお昼までの時間をおすすめします。
多くの園が10:00-12:00の間にメインの活動を設定しているので、その時間を見ることで保育の特徴などを確認できるかと思います。
園見学で確認をするポイント
園見学の当日の日は、前項でお話をしたチェックポイントに沿って、園の様子を確認していきます。
チェック後はその場で決めずに、一度フラットな気持ちで検討をするために持ち帰ることも大切です。
1つひとつポイントを再確認して、どこが子どもと親に合っているのか整理をしていきましょう。
〇〇幼稚園 | △△幼稚園 | ◻︎◻︎幼稚園 | |
保育内容(課題保育・自由保育) | |||
保育室の環境(音・部屋の位置・人数など) | |||
自宅からの距離 | |||
昼食(給食・弁当持参) | |||
イベント・行事の頻度 | |||
親が参加するイベント・行事の頻度 | |||
園・先生の雰囲気 |
全てがパーフェクトに当てはまる場所があるとは限らないので、「ここだけは譲れない」と優先順位をつけておくのも良いですね。
「自分と子どもが安心できる」をポイントに幼稚園を選んで、充実した園生活を送っていきましょう。
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